誰といつ行く

車で!わいわいコース

体験プランその⑦

車で!わいわいコース

関越道練馬ICから佐久市まで上信越道を使えば約150km。豊かな自然で育った素材からつくられる「お酒」と「スイーツ」は絶品。事前予約を確実に済ませれば、普段見ることのできない酒蔵やビール工場の見学やボランティアによるガイド案内まで、お酒を飲まないドライバーでもワイワイ楽しめるモデルコースを紹介。

①【10:00】中部横断道 佐久南IC

関越道から上信越道に乗り替え「佐久小諸JCT」から中部横断道に乗り継いだ終点「佐久南IC」からスタート。中部横断道は「佐久小諸JCT」から静岡県「新清水JCT」まで約132㎞を結ぶ高速道路。現在は一部区間が使用されていますが、佐久市や長野県では早期使用に向けて取り組みをしています。全線が使用されると、現在静岡市まで4時間かかるところが2時間まで短縮され、今まで遠かった地域がより身近になります。

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②【10:20】橘倉酒造 ※酒蔵見学は要予約

佐久市臼田653−2 0267-82-2006
営業時間:9時~17時
定休日:年末年始
駐車可能台数:10台分(大型バス可)

「佐久南IC」から車で約20分。商店街の中心部に白壁の酒蔵が見えてきて「橘倉酒造」に着きました。跡取の井出太さんが持つ古い携帯電話の中には故高倉健さんの肉声が残されており、健さんはここの甘酒の大ファンだったとのこと。お米の香りがふわりと香る、しっかりした日本酒らしい日本酒が得意な酒蔵。「無尽蔵 夏吟醸」は平成28年5月に行われた伊勢志摩サミットの各国政府関係者へのお土産にも採用された注目の逸品です。また、酒蔵に併設している資料館「不重来館(ふじゅうらいかん)」では勝海舟や渋沢栄一、高橋是清などの政治家・文化人の書を展示しており、酒造りの歴史のみでなく、日本の近現代史を辿ることができます。

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③【11:30】ぴんころ地蔵&佐久鯉料理

佐久市原467
大型バス駐車可能台数:原公園(佐久市原49-18)4台分

「橘倉酒造」から車で約10分。佐久市の人気観光スポット「ぴんころ地蔵」に着きました。ぴんぴんと長生きしころりと、病気せず楽に往生したいとの願いが込められて建立したお地蔵さん。ここで案内ボランティアをしているのは鯉店「魚甲」の市川社長。社長の独特でユーモアがある案内は旅行ガイドさんから口コミで広がり、1日に数件も案内の予約が埋まることがあります。周辺には郷土料理、佐久鯉を取り扱っているお店が多数ありますので、ここで昼食をとりましょう。写真は「藤村」のぴんころセット(2000円)

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④【13:30】伴野酒造 ※酒蔵見学は不可

佐久市野沢123
営業時間:9時~18時30分(平日) 10時~12時、13時~17時(土曜)
定休日:日曜日・祝日

鯉店「魚甲」のすぐ近くに赤い鳥居があり、その向かいに「伴野酒造」の販売店があります。創業は1901年。杜氏でもある跡取の伴野貴之さんはこれまでの酒造りを見直し、蔵の設備を一新して酒造りの管理を徹底しています。香りを抑え、軽快なこの蔵の辛口はさらさらとしていて、すいすい飲めてしまいます。常に挑戦の心を忘れず、「澤の花Version1.1」など杜氏のチャレンジ精神を感じるラインナップが出揃うのがとても楽しみです。おすすめのお酒は「ボー ミッシェル」ビートルズの名曲を聴かせながら育てたこのお酒はアルコール9%で甘み酸味が効いていて飲みやすいのが特徴。

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⑤【14:00】ピータース

佐久市中込1-14-8 0267-62-8646
営業時間:9時30分 ~19時30分 (日曜日・祝日は19時まで)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
駐車可能台数:15台分(大型バスの駐車は事前予約が必要)

「伴野酒造」から車で約5分。独自のテイストと真心を添えたお菓子作りを日々励んでいる、素敵な店構えの「ピータース」に着きました。旬の味を大切にするピータースでは毎月新しいスイーツがウィンドウに並びます。おすすめは地元の神津牧場ジャージー牛乳を使用したジェラード。

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⑥【15:00】軽井沢ブルワリー ※ビール工場見学は要予約

佐久市長土呂64-3 0267-66-3311
営業時間:9時 ~17時
定休日:年中無休(臨時休業あり)
駐車可能台数:約30台(大型バス駐車可)

「ピータース」から車で約15分。茶色で統一され、洗礼された外観の「軽井沢ブルワリー」に到着しました。ところで、普段蛇口から出てくる水は、全国的に水量の約7割が河川やダムなどの地表上を流れている表流水を使用していますが、ここ佐久地域ではほぼ100%が湧水や地下水を水源としています。地表面の下を流れている地下水は、一般的に表流水などの河川水に比べて砂利層のろ過効果によって水質・水温の安定した良質な水と言われていて、佐久は水資源にとても恵まれた地域なんです。その佐久市に平成25年に新しくできたのが地ビールの製造会社「軽井沢ブルワリー」です。クラフトビール工場としては日本一の規模を誇る最新鋭の設備を備え、普段体験する事の出来ない工場の内部まで見学することができます。千住博画伯が描いたおしゃれなラベルが特徴な「THE軽井沢ビール」を味わってみてください。

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⑦【15:30】上信越道 佐久IC

地酒2店、スイーツ1店、ビール1店、観光スポット1か所を巡った今回のコース。帰りは「軽井沢ブルワリー」からすぐ近くの上信越道「佐久IC」から帰りましょう。

~佐久市へのまたのお越しをお待ちしております~

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佐久のお酒とは

八ヶ岳、蓼科山、浅間山といった名峰に抱かれ、寒冷な気候と山々からの伏流水、豊かな土壌で収穫される良質な米。佐久には酒造りに欠かすことのできない「気候、水、米」の三拍子が揃っており、この地に惚れ込んだ先代たちは酒づくりの最適地として佐久を選びました。小さいエリアに13蔵もの酒蔵が立ち並ぶ全国的にみても珍しい激戦区の中で、若い蔵人たちが飽くなき信念のもと、受け継がれた味と技法に更なる磨きをかけています。また、「サクサーティーン」の取り組みに代表されるように共同で一つのお酒を醸す試みに全国から注目が集まっています。

佐久のスイーツとは

神戸、自由が丘と並び、「日本三大ケーキ」のまちと呼ばれる佐久市。その秘密は、日照時間が長く寒暖の差がある気候で育った上質な果物と、豊かな佐久の自然に育まれた牛乳や卵などの素材。そして何よりもケーキ職人たちの腕。情熱的で腕の良いパティシエが「信州佐久ケーキ職人の会」を結成しお互いに切磋琢磨しながら芸術的なケーキを造り出します。