都内のシェフが、
その味に驚嘆した
ひとりの料理人が旅先で出会った「佐久の魚」。
これまで扱うことのなかった淡水魚、
泥臭いイメージを覆したのは、
佐久鯉とシナノユキマスの
透き通るような脂の旨みと力強い食感。
「この美味しさは、豊かな水が育んだもの」。
確信を深めた料理人は、美しい自然に目を向けた。
都内・月島で腕を振るう料理人、坂下 俊。
インスピレーションを求めて辿り着いたのは、
信州・佐久の清流だった。
生産者の話を聞き、その場で魚を捌いて食べる。
「発酵文化と旬の野菜、食文化に触れるうち、
頭の中のパズルのピースが組み合わさっていったのです」
土地が育んだ魚と酒を
共に味わう贅沢
出会えるのは、本当のおいしさ
味わいの半分は、
佐久の『水』が
つくっている
Twin Fish
佐久鯉
寒暖差の大きい気候と千曲川の冷たい清流で、時間をかけて成長する「佐久鯉」は、全国的なブランド魚。江戸時代から続く「あらい」や「鯉こく」など郷土食が人気で、臭みのなく脂の乗った肉質と身の締まりの良さが特徴です。
シナノユキマス
世界に先駆けて佐久市で養殖技術が確立された最高級の川魚。もとは1975年に旧チェコスロバキアから来た外来種で、いくつかの別名を持ちます。適度に脂が乗った身は、上品かつ淡白。どんな料理法でもおいしくいただけるのが特徴です。
海のない山間土地で、
なぜ養殖文化が栄えたのか?
寒暖差と清流
佐久の厳しい寒冷と流水が魚の成長を遅らせ、その身を極限まで引き締める。これが鯉の泥臭さを消し、ユキマスの良質な脂を育みます。
先人の知恵と歴史
貴重なタンパク源として養殖が始まった江戸時代。さらに祝いの席に欠かせない「ハレの日の魚」として、独自の養殖文化が育まれてきました。
水田養殖
鯉を水田養殖した技術が、現代のシナノユキマスの定着を支えました。同じ水と田で育つ米と魚、地酒との最高のペアリングも魅力です。
佐久の味覚の
源流を巡る旅
ツアーの見どころ
佐久の味覚の源流を巡る旅
Scene 1
透明な水が、
さわやかな旨みと脂を作る。
最初の目的地は、千曲川の冷水が絶えず流れ込む養殖現場。200年以上の伝統を持つ「佐久鯉」と、冷涼な水でのみ育成できる「シナノユキマス」が待っています。
徹底管理された流水環境と生産者の哲学、「川魚は泥臭い」という記憶を瞬時に忘れるインパクト。
都内のシェフが「この魚なら勝負できる」と確信した理由が五感で感じられます。
「新鮮な海の魚が手に入るのに、わざわざ扱いづらい川魚なんて」という考えは一転。現地で食して受けた衝撃と、湧き上がったインスピレーション。あの綺麗な味を、そのままの鮮度で体験してほしいと思います。
佐久の味覚の源流を巡る旅
Scene 2
魚と酒と食文化、
雄大な自然が生み出す
奥深い味わい。
信州有数の酒どころとして知られる佐久市。おいしい魚を育む水と、おいしい酒を醸す水は、同じ山系から流れ出る兄弟のような関係です。
歴史ある美しい酒蔵で、杜氏の話に耳を傾けてください。 あとの食事で提供される日本酒が、なぜこれほどまでに魚と引き立て合うのか。マリアージュの理由がテイスティングと共に紐解かれます。
佐久の酒は、しっかり重めのものから華やかなもの、おとなしい食中酒まで種類豊富で、旬の食材、地域の食文化と掛け合わさって、可能性が広がっていく。アイディアも次々浮かびます。
佐久の味覚の源流を巡る旅
Scene 3
体験した物語を
テーブルへ。
凝縮された一皿を食す
信州ツインフィッシュを主役にした特別なコースには、その日見てきた風景や聞いてきた哲学、土地の歴史などすべての体験が凝縮されています。
茜色の身が美しい「佐久鯉」の熟成された味と、銀色に輝く「シナノユキマス」の澄んだ口どけ。それらを高め合うおいしい地酒と旬の野菜。現地で味わう贅沢を、五感で体感してください。
東京でこの味を再現し切ることは難しい。現地で食べる一皿には、食材の背景やその日の体験が織り交ぜられています。美食は物語があってこそ完成する。おいしさとの出会いが、旅の何よりの醍醐味です。
これは、ひとりの料理人が体験した味覚の原点を訪ねる旅。
四季折々の原体験、次は、あなたの番かもしれません。
料理人
佐久市へ足を運んだ料理人が、現地での出会いとインスピレーションをもとに
新たに料理を開発し、各店舗で提供しています。
都内で佐久の味をご堪能ください。
さか月 オーナー 坂下 俊
豊かな水のあるところには旨い食材がある、というのを再実感。養殖場や酒蔵以外に、道の駅で味噌や野菜、地域の旬の食を知って。郷土食は取り入れたいですし、佐久のおいしさを最大限引き出す料理も探りたいですね。

シナノユキマスに花わさびのジュレ掛け

シナノユキマス金柑味噌とグリンピース

鯉の煮付けに実山椒