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さくしないのぶんがくひ

佐久市内の文学碑

  • 歴史

文豪たちが愛した風景を探して。市内に点在する言葉の足跡をたどる旅。

佐久市には、島崎藤村や若山牧水、松尾芭蕉など、多くの文豪や詩人ゆかりの「文学碑・句碑」が数多く残されています。

かつてこの地を訪れた偉人たちは、佐久の美しい自然や美味しいお酒、特産の鯉などを楽しみながら、数々の名作や句を書き残しました。それらの言葉は、今も市内の神社仏閣や公園、美しい景色の中にひっそりと刻まれています。

歴史散策やハイキングのついでに、ぜひ立ち寄ってみてください。当時の文豪たちが何を感じ、どんな景色を見ていたのか、時を越えた発見があるかもしれません。

島崎藤村 詩碑

きのふまたかくてありけり
今日もまたかくてありなむ
このいのちなにをあくせく
明日をのみ思ひわずらふ
いくたびか栄枯の夢の
消え残る谷に下りて
河波のいざよふ見れば
砂まじり水まきかえる
ああ古城なにをか語り
岸の波なにをか答ふ
過し世を静かに思へ
百年もきのふの如し
千曲川やなぎかすみて
春あさく水流れたり
ただ独り岩をめぐりて
この岸にうれひをつなぐ

 

佐藤春夫 詩碑

天ぎらし降り来る雪の 音もなく小夜更けゆけば
息白くこほる枕にかよふなり 瀬々のせせらぎ

 

芭蕉 句碑

俳聖芭蕉を敬慕する人々が建てた芭蕉句碑。

「刈かけし 田面(たのも)の鶴や 里の秋」
(塚原・小林家庭)
「月影や 四門四宗も ただ一つ」
(香坂・佐藤家墓地)
「野を横に 馬曳き向けよ 郭公」
(平塚・荘山稲荷神社境内)
「元日に 田毎の日こそ 恋しけれ」
(塚原・弁天堂境内)
「観音の 甍見やりつ 花の雲」
(香坂・閼伽流山観音堂東側山腹)
「梅が香に のっと日の出る 山路かな」
(瀬戸・坂井家墓地)

 

若山牧水 歌碑

牧水は浅間が美しい、鯉がうまい、酒の味が忘れられない、
といってはしばしば佐久を訪れたといいます。

「白珠の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒は静かに 飲むべかりけり」
(岩村田・佐久酒造組合庭)
「わか竹の 伸びゆくごとく 子どもらよ 真すぐのばせ 身をもたましひを」
(岸野小学校庭)
「ひとの世に 楽しみ多し 然れども 酒なしにして なにのたのしみ」
(岩村田・仙禄湖畔)

 

有島生馬 歌碑

佐久を愛し、佐久鯉を好んだ有島生馬は
十月亭と号した。

「鯉こひし 佐久の高原 千曲のほとり うまし鯉 恋しこひ 十月亭」
(前山・洞源湖畔)

 

荻原井泉水 句碑

自由律新俳句の先駆者であり、芭蕉、一茶の研究者として、また書道でも一家を成した。

「空をあゆむ ろうろうと 月ひとり」
(岩村田・鼻顔稲荷神社境内)

基本情報

電話番号 0267-62-3285(佐久市観光課)
注意事項 一部私有地内にある碑もございます。土地所有者や住民のご迷惑にならないよう、配慮をお願いいたします。

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